余命1か月と宣告されて
薬局を訪れたお客様が
今、4か月になる
残念だけど
漢方も飲めなくなった
薬局来訪も
至難となった
でも、最期まで
やってあげることはある
昨日、ご家族から
「状態が良くありません
最期に太田先生と奥さんに
逢いたいと父が言っています」
電話があった
夕方、出向いて
酸素濃度を測ると

もうろうとされている中で
私の顔を見て
「せんせい、ありがと」
おっしゃった
今できることを
最大限にして差し上げた
妻はテルミーを
丁寧丁寧に
優しく優しく

ボクは
看取り士だから
だから最期まで
お客様を大切にする

今夜が峠
親戚の方々も
集まられていた
しっかり握手して
「また来るね!」
笑顔で後にした
今日、気になって
電話で確認してみた
午後から
再度、訪問してみた
酸素濃度95% 脈拍85
血圧88 56
持ち直されていた!!涙
明らかに昨日よりも
意識鮮明だった
テルミーも体位交換できて
気持ちよさそうにされていた


初診は6月20日
あれから4か月が経った
まだ4か月の
お付き合いなのに
もう10年以上の
長い関係に感じる
3ヵ月前にテルミー体験して
とっても気に入ってくれた
「ここ(マーヤサロン)が
一番に落ち着くばい」
弱っている状態ほど
ホンモノがわかる
そして何より、
ご家族が素晴らしい
全員が
太田東西ファン
いつしか3世代で
薬局に集合されていた
そのお客様は
7回打たれていた
今年、一気に
末期がんとなられた
関係がある可能性は
娘さんが既にご存じだった
打たなきゃよかった・・・
ではない
その因果関係の追求よりも
もっと大切なことがある
目の前の家族に
どうしてあげることが最善か?
その私の方針に
ご家族全員
賛同された
だからこそ、医師の
余命宣告を覆したと思う
1回も打っていないから
自分は大丈夫!
0回で自分はセーフ!
それはまことに
次元の低い生き方だ
必ず、痛い目に遭う
打っていようがいまいが
人間、どう
最期を迎えるか?
打っていうようがいまいが
家族が、どう
最期まで愛してあげられるか?
それが最も尊いことだ
当該のご家族には
確かな「家族愛」がある
だからこちらとしても
実にやりやすい
その日に悲嘆することなく
その日をきちんと受け入れ
今を精一杯
お互いに生きる!
ろうそくの炎が
今にも尽きようとする、
そうした人間の
生命の完全燃焼
看取り士として
触れ合うたびに
日々真剣に生きる大切さを
学ばされる
看取り士になって
ほんとうによかった
ともに
生き切る
やり切る
それが生きる
真髄(神髄)だ!