長崎の薬局 太田東西薬局 東洋医学・漢方相談専門

医学よりも「人生哲学」

今日、
新患さんとの相談の内容は

当薬局のファンのお客様にも
大切な事なので記します

これからも太田東西薬局を

利用し続けるか?

それとも

止めるか?

それに大きく関係する内容なので

もちろん、守秘義務があるので
具体的な事は記せませんが

私が伝えたいことは
ご理解いただけると思います

ご相談者は80代後半の女性で
ステージ2~3の胃がん

4cmのがん
大学病院から手術をすすめられているが、
高齢でもあるので迷っている

息子さんご夫婦と
3人でいらっしゃいました

手術のメリットデメリット
手術の今現在の必要性など

いろいろとお話をしながら・・・

こちらのお客様には
「きっと通じる!」

感じたので
私の本音を述べました

手術をするか?しないか?で
悩むよりも・・・・

もうこの年まで
十分生きた来た

幸い、食事もおいしく食べれて
貧血で不自由なこともない

がんを悪者と見て
取り除くことに頑張るよりも

がんも自分の体の
細胞の一部と考えて

がんに語り掛ける

がんちゃん、
おとなしくしててね!

私はもう少し生きたいの
夫を見送るまでは、ね

だから、そっ~~と
その場でおとなしくしててね♡

4cmのがんは
急にはできない

いつから生じたか?は
医者にもわからないが

きっと10年前から
そこに芽生えて
ゆっくりと大きくなった

実に、
ゆっくり、ゆっくりと

だから、この年になって
慌てなくていい

胃がんで
命取りになることはない

それよりも懸念されるのが
術後の急速な衰弱や肺炎の発症
持病の心臓病悪化での死

内視鏡でわかったことは
確かに幸いかもしれない

だからと言って
それをすぐに取り除こうとせず

今まで生きて来た
自分の

<生命力>

<自然治癒力>

信じてほしい

どう治すか?
よりも

どう死んでいくか?

死ぬその日まで
どう充実した人生を歩むか?

美味しく食べれる今を
夫と二人で過ごせる今を

崩すようなことはしない

コロナ禍で
家族とも会えなくなる今

だからこそ、

「どこで、どう死んでいくか?」

大事になってくる

今、優先すべきは
治療方針で迷うことよりも

自分の死を覚悟して
それが寿命だと受け入れて

今を楽しく生きていく

今を大切にする

その時に
<自然治癒力>が
さらに引き出されて

がんちゃんは成長することなく
静かにじ~~っと
してくれるかもしれない

私の本音をじっと聞いていた
お客様の顔が

みるみる
変わっていきました

笑顔に

安心した~~~

胸のつかえが取れた~~~

安堵の笑顔に


胃がんがわかったのは

胃痛や食欲不振で困って
病院で検査を受けて

わかったことではない


定期検査でヘモグロビンが
下がっていることから

念のため受けた
内視鏡でわかった

胃からの出血であることが発見でき
幸いではあった

だから、早く手術して
悪い部分を取ってもらおう

それが常識であり
迷うことなく、手術をお願いする
人たちが大半だと思います

でも、それは
ケースバイケースだと
私は思うのです

反西洋医学という
スタンスからではなく

医学よりも、もっと優先して
選択するものがある

そのことにもっと多くの人が
気づいてほしいと考えています

どう病気を治すか?という
医学よりも

どう死んでいくか?という
<人生哲学>

人間、最後
それが大事だということ

どう死んでいくか?は

それまで
どう生きていくか?


につながります

西洋医学の医者は
延命、死を遠ざける仕事をします

乱暴な話、
目の前の患者さんが
何才だろうと関係ありません

どういう人生を生きて来たか?
どういう家族に囲まれているか?

今の幸福度をおもんばかる
仕事でもありません

検査に基づいて
教科書通りに遂行する

それが医者の仕事であり
保険診療でもある

お客様の胃がんは

死を覚悟させる

残された時間を
有意義に過ごしていくための

病気というよりも“出来事”

その覚悟と思いを持って
漢方をのんでほしい

残された時間を楽しむために

感謝でその時を迎えるために

恐れ・後悔のないゴール
満足でゴールを切るために

ご本人、連れ添いのご家族
全員が納得してくださいました

いくら
長生きが当たり前
100歳時代到来だと
世間が言っても・・・・

「どう生きてどう死んでいくか?」

自分自身に確固たる
<人生哲学>が無ければ

不安・恐怖・後悔は
最後までつきまといます

すでに太田東西薬局をご利用の
後期高齢者のお客様方には
申し上げていますね😊

漢方を続ける意味は

「健康で長生きするため」
という考えは表向きで浅い

「ピンピンコロリで天寿を全うするため」

「あ~~夕飯美味しかった~~幸せだ~~
もういつあの世に逝ってもいいわ~~

寝る前にそう思って目を閉じて
目が覚めたらあの世だった」

それが漢方の
本当の利用価値だと

先を案じることなく、

今を、今日を
しっかりと生きる

生きていることが
当たり前ではなく

生きていることが
奇跡だと思う

ジタバタしたって仕方がない

誰にでも終わりは来る

<感謝と満足で目を閉じる>

太田東西薬局の目指すところは

太田憲一の本音は

そこ、です

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