「こうしなきゃ!」
「こうでなければ!」
「こうあるべき!」
そんな
「こだわりの強い人」
「完ぺき主義・潔癖症の人」
そんな人たちは
様々な病気で悩んでいます
私が名付けます!
「SKS」
SKSとは・・・・
「せんばきのすまん症候群」
せんばきのすまん
これは長崎弁なので
標準語に翻訳すると・・・・
しないと気が休まらない
しないと納得できない
「MSKS」
毎日しないと気が休まらない
「JSKS]
自分がしないと気が休まらない
もある(笑)
具体的には
毎日掃除機をかけないと気が休まらない
毎日洗濯しないと気が休まらない
毎日風呂掃除しないと気が休まらない
自分が洗い物しないとが休まらない
毎日ピカピカにトイレを磨かないと
お金が貯まらない
⇩
一回寝たものの、思い出して起きて
深夜にトイレ掃除をする
毎晩テルミーして寝ないと気が休まらない
⇩
一回寝たものの、思い出して起きて
深夜1時に線香に火をつけだす
完ぺきなまでの
「SKS」!\(^o^)/
「なんでわざわざ夜中にするの?」
家族からの問いには
「せんばきのすまんとさ」
となる(^-^;
先日いらっしゃった新患さんのご相談は
糖尿病で、何とか血糖値を下げたいと
いうものでした
真面目に欠かさず病院の薬も飲み
インスリンの注射も打ち
毎日1時間のウォーキングを課して
部屋では自転車こぎもしている
それでも血糖値はそれほど高くないが
HbA1cが高値で下がらない
私は言いました
「それが原因ですよ」と
「それって、何ですか?」と
おっしゃるので
1日1回も欠かさずに薬を飲み、注射を打ち
さらに食後の血糖値を下げようと
自転車こぎに頑張る
お客様はきっと雨の日でも台風の日でも
カッパ着てウォーキングしているでしょ?
お客様、驚いた表情で
「えっ、なんでわかるんですか!」
糖尿病の患者さんは
2つに分かれます
「健康意識の低い怠惰な人」
そのタイプは薬局には
相談にいらっしゃいません
もう一つが
今回の新患さんのようなタイプ
そう、
「SKS」
「毎日せんばきのすまんとさ症候群」
\(^o^)/
「こうしなければいけない!」
「こうでなければいけない!」
「それは許されない!」
その考え方・生き方は
緊張MAXの交感神経モード
「なぜHbA1cが下がらないのか?」
太田東西の見解は
いつも自分に厳しくて
自分をリラックスできないから
アドレナリン・コルチゾールが
持続的に分泌され
高血糖の体質となる
高血糖体質は
いつでも戦えるためにある
つまり、
24時間、365日
「戦闘モード」になっている
(グルコースをすぐにエネルギーに使うため)
だから、
イライラしやすいし
「せんでよかさ」
その家族の一言に
腹が立つ!(^-^;
SKSの人は真面目で
医者にとっては優等生ですが
(言われたとおり忠実に実行する
血糖値測定・毎月の通院など)
それが糖尿病の原因の一つになっているとは
お医者様は教えてくれません
なぜって?
それはわかるでしょ
インスリンが
しっかり分泌されないのは
膵臓が悪いのではなく
あなたの「SKS」
「せんばきのすまん!」
その生き方が膵臓のインスリン分泌を
低下させているかもしれませんよ
先の新患さんは
自分に運動負荷をかけすぎて
心臓・血管に強い負荷が
かかっている状態でした
しかるに不眠もある=
持続的交感神経緊張体質
それでは
薬もインスリンも増え続けます
強度の高い負荷で
心筋梗塞・脳卒中になりかねません
「血糖値、HbA1cが下がるなら
糖尿病が治るなら死んでもいい」
そんなストイックな、本末転倒な
食事療法や運動習慣を課している人たちを
これまでたくさん見て来ました
本質のそこに気づき、
なんとかわかってもらおうと
以下のような説明図も作成しました

治すべき、見つめ直すべきは
「SKS」
自分の真面目過ぎる
こだわりの強さ、頑固さです
「早く楽にしてあげなければ」
「命を救ってあげなければ」
何を隠そう、私自身も仕事柄
「SKS」ですから・・・・(^-^;
「たまには休んでよかさ」
ということで薬局は水曜日まで
勝手ながらお休みをいただきます