長崎の薬局 太田東西薬局 東洋医学・漢方相談専門

<薬膳>のすすめ

今日の妊婦さんとの会話

健康観の高い読者の方には
以下、
ためになる内容だと思います


その妊婦さんには
体を温める漢方を処方していますが

血流データ上では
なかなか
<冷え>が取れません

「食生活に何か問題がある」

そう、狙いを定めて
問診してみると・・・・

乳製品が大好き

牛乳、ヨーグルト
ダメ押しに
アイスクリーム

すべて
冷蔵庫、いえ冷凍庫に
入っている物もあります

牛乳、ヨーグルトは
健康に良い

思っている日本人が
8割でしょう

Ca(カルシウム)が豊富
乳酸菌補給で便秘にもよい

いずれも
骨粗しょう症の予防になるとか

<Caパラドックス>どおり
その常識は非常識でもあることは
知られていません

妊婦さんに
以下、アドバイスしました

冷蔵庫・冷凍庫に保存している食材を
直接口にする習慣は
妊娠中は控えましょう!

乳製品はもともと
体を冷やす性質があります

それを冷蔵庫で冷やして
直で口にしたら

おなかの赤ちゃんが
「WaO!冷たい!(;゚Д゚)」
ビックリしますよ!

今の栄養学は
「補給する学問」

カルシウムは、これ
ビタミンB群は、これ

流産予防の葉酸は
これにたくさん入っている

いささか極論ですが

食べろ食べろ!

補え補え!

それが今の栄養学です
(食も経済😊)

一方、

東洋医学、漢方は
<補う>
プラスの学問ではなく

食材で
≪動的平衡≫を考えます

食材の成分ではなく
「性質」を重視します

その食材が体を

補うのか?排出するのか?

冷やすのか?温めるのか?

気を上に上げるのか?
下に下げるのか?

五臓六腑の
どこに作用するのか?

Ca補給に牛乳を!

便秘にヨーグルト(乳酸菌)を!

ではなく・・

その人その人の
今の状況、体質を見て

≪動的平衡≫
調整する食材を考える

熱に寄っていれば
寒の食材を

エネルギー不足には
補う食材を

エネルギー過剰には
解毒排出の食材を

のぼせる人には
気を降ろす食材を

気力がダウンしている人には
気を補い、上げる食材を

その学問が

<薬膳>

ちなみに私は
お客様の<バランス>を
診て

≪動的平衡≫
導く処方とアドバイスを
しているわけです(^_^)

<薬膳>の延長に
<漢方医学>がある

それが

≪医食同源≫

その妊婦さんは
出産後、

薬膳マイスターになることを
誓ったのでした!

おなかの赤ちゃんは
妊娠中のお母さんの

<食生活と気分>

それでおよそ決まります

でも、乳製品が好きなのに
好きな物を我慢したら

逆にストレスになって
おなかの赤ちゃんに
よくないのでは・・・?

そのとおり!!!

我慢は
心の毒です!!

そこで

乳製品でも
体を冷やさない

逆に温まる料理を
食べればいいのです!

今夜の我が家の
メニューのように(^_^)

グラタン、とか

寒の性質の食材を
調理料理で

温熱に変換するのです!
\(^o^)/

火を使う調理は
人間だけに与えられた
<知恵>です



現代栄養学と
東洋医学の<薬膳>

それが融合した食生活は
鬼に金棒でしょう!

今更ながら・・・・

薬局の屋号
「東西」

「東洋医学と西洋医学の融合」

わかりやすく言えば
「両医学のいいとこ取り」

我が家は医療だけではなく
食事も<東西融合>

薬膳に興味があるお客様には
今後勉強会を開催いたします

講師はもちろん、
グラタン大好き

<のぶりん先生>です!\(^o^)

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