長崎の薬局 太田東西薬局 東洋医学・漢方相談専門

浅い喜びは早く無くなり(流れて)、深い喜びは長く続く(刻まれる)

勝った、負けた

儲けた、損した

できた、できない

ゴルフで

バーディーとった!
OB連発した・・・

健康問題で

風邪が治った!
治らない・・・

多くの人たちが
そうした狭間で
生きているわけですが

・勝ったから
・儲けたから
・出来たから
・バーディーとったから
・風邪が治ったから

そうした喜び、果たして
何年も続くでしょうか?

生涯忘れられない
想い出になるでしょうか?

あ~うまかった!

空腹から満腹になった
その時の喜び

それもまた
ずっと続くものでは
ありませんね

感動ある人生には
そうした浅い喜びではなく

もっと心に、魂に刻まれる
深い喜びが必要です

2つほど紹介します

1つ目

今日、昨日が給料日だった
サラリーマン男性から聞いた話

それは彼の心に、魂に
一生、刻まれるでしょう

いつも、給料日に妻から
おこづかいを渡される

机にあった
そのお小遣い袋

な、なんと
5000円UPしていた!

賃上げ要求・交渉
もしていない

課長に昇進したなど
肩書も変わっていない

なのに、妻は
黙って、何も言わず

封筒に増額
してくれていた・・・涙

「感動しました、さらに
やる気になりました!」

歓喜されていました

給料が上がったからとか
物価が上がったからではなく

きっと、
夫への評価が上がった

その評価は
会社の査定とは違って

妻の夫への
「愛」

それが上がった
のでしょう

ご本人も
涙を浮かべながら
うなづいていました

奥さんの見解は
NOだとしても😅

夫を喜ばせようという
行為ではなく

自然な増額

そこがまた、
相手を感動させる

2つ目

先月、3年ぶりに
18歳男子が来局した

彼は中高一貫校名門を
小6で受験して
見事パスしていた

しかし、
不登校になった

ちょうど
コロナが始まった頃

私は言った

「行かなくていいさ!
コロナで学校も機能していないし

ただ、これだけは
覚えておきな

君の不登校の原因は
結局、受験もそうだけど
進学の目的がないことだと思う

多くの学生も親も
目的がないけど、高学歴なら
選択肢が多岐に渡る

だから、今
何をしたいか?わからくても
とりあえず学校に通っている

でも、君は違った

君はやっぱり
何のために勉強するのか?
学校が必要なのか?

それを納得したいはず

偉いぞ!!

大人になって何をしたいか?
何を生業にして生きて行くか?

麻亜耶を飲みながら
じっくりと考えなさい

見つかるまでは
行かなくていいさ!」

そんなアドバイスをしていた

3年ばかり
続けていたけど
不登校は変わらず

それから
音信不通となっていた

それが先月
およそ3年ぶりに
薬局に来てくれた

「太田先生、
お世話になりました
ボクは4月から
薬学部に進学することに
なりました」

中高学校に行かずに
退学して

彼は自分で
勉強していた

「薬剤師」という
目的意識を持って

「太田先生のような
薬剤師になりたいと思っています」

もう、涙腺が崩壊
しそうになった

彼はしばらく
顔を出さなかった
漢方も飲んでいなかった

でも、私から言われたことを
しっかりと胸に刻んでいた

薬膳に興味があるということで
お気に入りの酢をもらった

いつもの
大根おろしにかけた

この大根おろしの喜びは、深い・・・😂

彼が薬局を知ったきっかけは
母方のおじいちゃんだった

おじいちゃんは
余命3ヵ月のがんだった

なんとかしたいと思い、
太田東西薬局を探し出したのが
彼のお母さんだった

父の末期がんを
なんとかしたい

そう思って動いた娘

その娘さんの子どもが
4月から大学生になった
彼だ

おじいちゃんは
医者の宣告を覆し

3年、元氣に過ごされた

奥様と一緒に漢方を飲み
薬局に通ってくださった

そして、そのおじいちゃんの
最後の遺言を、亡くなった後

奥様から聞いて
胸が熱くなり、涙した

「俺が死んでも、おまえは漢方、
ずっと続けるんだよ」

奥様に残された

がん完治という結果は
出せなかったけれど

それくらい太田東西薬局を
信頼してくれていたという思い

その喜びは私の心に
生涯刻まれた

巨人が勝った!

金メダル取った!

コンサート最高!

その類の喜びは
バブルのように
はじけて消える

先週、ゴルフに行って
バーディーとったけど
もう今、嬉しくない・・・

人生を豊かにするものは
日常の現象

一喜一憂に
あるのではない

もっと、
深い喜びにある

誕生日のような
喜ばせようと企画された
喜びではない

それほどまでに
自分を信頼して
くれていたんだ・・・涙

後々知る、
その感動こそが

人生の醍醐味だ


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