日曜日、午前中のオルクを終えて向かった先は
長崎市にあるフリースクール
クレインハーバーさん
代表の中村尊(たける)さんは
高校数学の教員免許を有しながらも、大学生の頃から
メジャーな現場に違和感を持っていた。
教師の道を選ばずに、
コンピュータ関係のサラリーマンを続ける中で
子どもたちの
いじめ、不登校、自殺といったニュースに惹かれ
30代後半で退職。
長崎初の
フリースクールを立ち上げることを決意。
教育の現場、医療の現場。
中村さんとは身を置く場所は違っても
「子どもたちのための教育に
患者のための医療に
ほんとうになっているのか?」
違和感を覚える。
意気投合、あっという間の
1時間半になりました。
セルフタイマーで撮る(笑)
私からの質問
「どうして学校の先生というメジャーな道ではなく、
不登校=わがまま・甘やかし・弱い奴といった
世間の偏見も正直ある中で、
一人一人の子どもたちに向き合おうと
決心されたのですか?」
中村さんは笑顔で答えた。
「子どもの頃、北野先生にあこがれて
教員になろうと思ったのです」
中村さんは私の一つ下で、今52歳。
思わず、手を取り合いました。(笑)
私も毎週、北野先生
欠かさず観ていましたから!
北野先生とは
俳優水谷豊が演じた小学校教師
今の世代の人は、水谷豊と言えば
刑事ドラマ「相棒」でしょうが、
中村さんと私は
「熱中時代」の水谷豊です!!
マイナー路線に進んだ
動機・志。
わかる人には、わかる!
さて、
中村さんから教わったことは
いろいろとありますが
ここで一つだけ
お知らせしたいことがあります。
それは、
義務教育の意味を勘違いしている
親御さんが多いということ。
その「義務」とは
子どもは小学中学の基礎教育を
国から受けなければならない。
そうした
子どもに課せられた義務ではなく
子どもに教育を受けさせる
「親の義務」であるということ
その際、子どものほうから
「ボクは学校に行かずに勉強するよ」
子どもが学校教育の権利を放棄して
自分で学を身に付ける意志があるなら
それでいいそう。
小学校中学校に行かなくても
義務を放棄したとして
親も子も罰せられることはない。
実際、
学校という場になじめずに
中村さんのフリースクールで
大学に進学した子もいるし
今や中村さんよりも高給取りの
OBもいるそう!(笑)
真面目な親御さんほど
「義務」という言葉に敏感になり
プレッシャーを感じ
学校に行きたがらない子どもを責める
もっと親が子どもの事を信じて
同調圧力に屈することなく
子どもだけではなく、親も自ら
周りに流されずに生きて行ってほしい。
中村さんのそれは
薬局のお客様家族へ向けての
日々のメッセージでもあります。
安易に「学校なんか行かなくてよい!」
ということではなく
子どもが学校に行きたがらない
背景や心理を
親や周りの大人が理解してあげることが
大切だということです。
「世間からの目」
それに縛られずに、
自分たち家族の幸せな道を
突き進んでほしいと願います。
マンガもある(笑)
古着の学生服もクリーニングして
無料で譲渡されています。(関係者以外の子にも)
とっても気さくな
“北野先生”でした!\(^o^)/