長崎市から被爆者を対象とした講演会の依頼を受ける。
タイトル「被爆者から、被“抜苦”者の道へ」。 これは仏教用語の“抜苦与楽”から引用したもの。被爆された方々の苦しみは、戦後世代の私が語れるものではないが、しかし自らを「戦争の被害者」だと決めつけ、生涯を被害者意識で過ごす生き方の先に充実感や満足感は得られないのではないか?
忌まわしい事実だけれども、それを受け入れて、今の平和と被爆者援護制度に感謝しながら、今を明るく楽しく生きる。
そのための“抜苦”の健康法を お話させていただいた。
皆さん70代で、最高齢は87歳の男性だったが、一人の居眠りや反論なく熱心に学んでくださり、終了後には感謝された。
いつもの講演会とは違う感動を覚えた。