長崎の薬局 太田東西薬局 東洋医学・漢方相談専門

涙の漢方相談

昨日土曜日は、長崎は台風の影響で
土砂降りの雨。


そんな悪天候にもかかわらず
6人のお客様がいらっしゃった。


自慢したいことがある。


6人のお客様のうち、
4人のお客様が
涙されたことを・・・・




もちろん、
叱責して、イジメて
泣かせたのではない。


お客様に寄り添い、
お客様を理解し、

その結果
感動して泣かれた涙だ。

一人は20代の女性。

「ほんとうは長崎を離れて
 都会で生活してみたいんでしょ?

 先生には、その本心
 何年も前からわかっているよ。

親や家族に、職場に
気を使い過ぎた結果の病気だと思う。

新しい環境に変わったら、病気は完治するよ!
その時は応援するから、勇気を出して
真剣に自分の人生考えてごらん」

みるみる涙があふれていた。

40代の女性。

「子どもは親の身代わりになって
 病気することがあるんですよ。私の愛犬も、そうです。

親としてそれを受け入れたくないけれど
自責の念に駆られることなく
過去は振り返らずに

子どもは親の幸せを一番に願っている

それだけ考えて
それに感謝して
自分自身に向き合って

もっと楽に生きていくことを
意識しましょう!
人生を楽しみましょう!」

お母さんの頑張り過ぎを
子どもは感じて

病気になることで(無意識に)
お母さんに気づかせた。

自分の身代わりになってくれた相手に
涙を流さない人はいないだろう。

3人目は60代女性

母親の終末医療をどうするか?で
悩まれていた。

お母さんの生い立ち
お母さんの幼少時の寂しい思い。

想像したことをお伝えしたら
涙を流されていた。


娘さんも
そう感じていたからだ。


「もう、“治療”という考えを捨てて
 お母さんの心・気分を最優先にした
 “癒し”の人と場所を
見つけてあげたらいかがですか?

お母さんは長子長女として
ずっと家族に他人に
甘えたことがなかった。

だから
検査・薬よりも

人の真心・無償の愛
体験させてあげましょうよ」

自分を大切にできない人は
自分が大切にされた経験が
少ない人が多い。

それが
人間不信につながったりする。

人に気軽に相談できない。
「私を助けてください」と言えない。

戦前生まれのお母さんには
薬局としてもこれから
「最大限の母性」
捧げたいと考えている。


最後は
当日ちょうど、
めでたく誕生日を迎えられたお客様

いらっしゃることも知らず
もちろん
誕生日であることも知らず

お客様を待たせて
妻とコソコソ打合せをした。




そして、
HAPPY BIRTHDAY 
TO YOU~~♪♪の
突然の妻の弾き語りに

一気に涙が・・・・・(泣)

全国にはいろんな薬局がある。


太田東西薬局と比較にならない
規模・集客・売上がある薬局は
たくさんあるだろう。


しかし、
お客様を感動させ、涙させる
薬局はどれくらいあるだろうか?


調剤薬局の服薬指導で
感動して涙するお客様は
どれくらいいるだろう?

妻と2人の小さな薬局でも
ボクは太田東西薬局に
誇りを持っている。


「確かに、人様の役に立てている」


そう実感できるから。

薬剤師の仕事は
薬を間違わずに調合して投薬すること。


それだけで
ほんとうにいいのか?

虚しくないのか?

やっぱり、

お金なのか?


ボクは病気・薬を通じて
患者さんに

希望・勇気・安心・喜び

与えられる薬剤師でありたいと思う。

タイトル、正しくは

涙の“人生”相談

だね!(笑)




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